答えなき時代の到来と教育

あれはこのビデオからの情報だったのか!、と膝を打ってしまった。2006年、米コロラドで高校教師向けに作られたビデオ。アメリカの公的機関が発表したという若者の転職回数の予想を、どこかの会合で確かに聞いたのだが、詳細を忘れていて、回数の多さの印象だけが残っていた。ネタ元はこれだったと確信した。全編を見ると、現在の教育が過去の知識の伝承だけでは済まされなくなっていることが、ありありとわかる内容で、「フラット化する世界」下巻に似ている。

  • Did you know? −私たちは何も知らない | 近江商人JINBLOG

http://ceonews.jp/archives/2007/07/did_you_know.html

アメリカ連邦労働省によれば
社会人の4人に1人は、1年以内に転職を経験している
社会人の2人に1人は、5年以内に転職を経験している
現在の学生は、38歳を迎えるまでに10から14の職を転々とすることになる

これらは一体何を意味するのか
私たちは未だ存在しない職業や技術と付き合っていく子供たちに何を教えることができるのか
我々が問題を解くためには、その問題が生じたときとは異なる思考様式を持たなくてはならない