今月に入って身のある更新は5日分相当しかない。ブログが途絶えている間も、時間は刻々と過ぎている。その間にも、松岡利勝農相のなんとか還元水騒動、ホリエモンへの判決、ライブドアPJ記者クラブからの排除決定、慰安婦問題への国家の対応、沖縄密約訴訟地裁判決、といった気になるニュースがあった。プライベートでも、十数年ぶりの友人との邂逅、とあるセミナーの修了証受領といった大きなできごとがあった。でも過ぎてしまうと(といってもニュースは現在進行形だが)、なんだかすべての出来事が随分昔のことのような気がする。自分の周りだけ時間が確実に経過しているのに、自分だけが取り残されているような感覚の中にいる。  関係無い話題のようだが、最近PC関係のツールが以前にも増してリリースされているように感じる。はてな界隈は技術系の人が多いので余計にそういった情報が目に入るのかもしれにないが、まるで話題についていけない。プログラミングの基礎も学ぶ機会のなかった自分には、理解できない事柄も多いし、アプリケーションに興味をもっても、企業研修のような機会があるわけでもないので、操作法も一人で模索するしかない。情報収集や執筆の作業効率化のためのツールの導入に追われるうちに、自分が何をやろうとしているのか見失ってしまっている。でもツールの中には、たまに革命的に便利なものがあるので、試行錯誤をやめると、とんでもない置いてけぼりをくらうような気もする。  仕事ごとに局所的なスキルがあると思うのだが、自分が絶えず追っているようなことは、仕事をするうえで基礎となる(普遍的な)レベルのものに過ぎず、スキルと呼べるレベルのものではない。それを自覚せずにはいられないからこそ取り残されている感がこみあげてくるのだろう。焦りではなく諦めのような心境が根をはるのに抗うには、どうすればよいのだろうか。