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ちょうど半月前に書いた双子の逆機能の構想。思いつくことを60項目強ピックアップしてみた。以前から考えてきたことだけに、書き出してみると、個人と国家のスパイラル状の関係が、自分としては可視化できた気がする。ただ他人がどこまで、こういう発想を理解してくれるのかは、わからない。 社会のあり方を変えたいと思うことは、現状の社会のあり方を否定するということ。ある意味で、それは社会の大勢を敵にまわすということ。政治においては大勢の支持を得なければ、意思決定の主導権を握れない。大勢の支持を得ながら大勢のあり方を否定してみせなければならない。あらためて、政治は可能性の芸術と呼ぶにふさわしいのだな、と思いいたる今日この頃。現実の政治に目を向けると、その滑稽さに人間の哀しみを見出してしまうのが常なのだけれど。