1月6日付け、1月23日付け、各エントリーの訂正

メールにて指摘をいただいた。メール主は当ブログにて一部言及した方だというのは認識しています。ありがとうございました。今後とも読者の方には、事実関係の誤りなどあれば、ぜひ突っ込んでいただきたいと思っています。


当ブログは、1月6日付けで日本の所得再分配効果の国際比較について、1月23日付けで日本の生涯賃金の国際比較について、いずれも内閣府の報告をもとにしたネット上の記事を受け、エントリーを書いた。どちらのエントリーでも、内閣府のサイトには記事の元になっている報告が掲載されていない、と書いたが、いずれの報告も内閣府経済社会総合研究所のサイトに、ESRI Discission Paper として昨年12月には公開されていたという。当ブログでは新聞社サイトの短い記事から、二つの報告は異なる価値判断のもとにまとめられていると即断し、二つの報告の執筆者は異なると考えていたが、そのいずれも太田清氏ひとりの手によるものだと判明した。一人相撲の論を展開した部分があった各エントリーを訂正したい。そして以下に二つの報告をリンクし、今後よく読み込むこととしたい。こういった報告は政府の見解ではなく研究員個人の成果物である、とはいうものの、政府の政策形成に一定の寄与が期待されている。今後この報告が、政府の政策にどのように影響を与えるか、注目していきたい。ついでながら、昨年には公開されていた報告ながら、最近になって記事化した日経にはどのような事情があるのか、それを読むにはリテラシーが必要だと思っている。


ESRI,ESRI Discussion Paper No.171 日本の所得再分配―国際比較でみたその特徴
http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis180/e_dis171.html

ESRI,ESRI Discussion Paper No.172 日本の賃金格差は小さいのか
http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis180/e_dis172.html

■研究 ESRI Discussion Paper 内閣府 経済社会総合研究所
http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_discus.html