仕事を忘れちまった悲しみに

当ブログがホワイトカラー・エグゼンプションの主旨に賛成していたからといって、与党や財界の回し者じゃないのかと勘ぐるのは浅薄な見方。あくまで個の立場で、争点ごとに是々非々で考えているだけのこと。今の時代、与党・野党とか経営者・労働者とか強者・弱者とか、旧来型のステレオタイプな色分けがすっかり無効と化す場があるのに、そういう局面があるのを見ず、どうしても(当人から見て)敵か味方かだけを反射的に決めつけてしか見られない人たちがいる。ホワ・エグ論議を通して思ったが、結局戦後日本は貧しさが出発点にあったため、ソンかトクかの価値観が支配的なまま、ここまで来た。例えば仕事を決めるとき、職業を選ばすに、会社を選ぶことで、大勢がこれまで来てしまった。自分の価値観でなく、世間の評判を選んできたってことだ。そして結局それは、職業でなく賃金を選んできたってことだ。自分の価値観と賃金の折り合いを目指す芽を、活かす社会にならなきゃダメなんだ。そう思ってるだけなんだが。以下参考まで。


■変化に耐える──少子高齢時代の雇用政策・人材戦略
http://www.kepco.co.jp/insight/content/column/column120.html