労働市場改革について、昨日のエントリーは自分で後から統計を参照しやすいよう工夫して書いてみた。自分の意見のいたらなさもあるだろうが、自分本位の姿勢に満ち満ちているエントリーを書いても読まれないようだ。自分の意見は意見なので、誰かにおもねる必要はないとしても、そんなものは世の中によくある意見のひとつってことだ。人は情報を受けとるとき、この情報が自分に何を与えてくれそうか、この情報にどこまでつきあうべきか、事前に判断するプロセスがあって、そのスクリーニングを経たのち、本格的に必要な情報が選ばれる。意見をまくしたてても、「また朝日か」「オマエモナー」みたいなもので、事前のスクリーニングで、はねられて終わる。


事前のスクリーニングすら突破できるかどうかわからない情報の発信者は、 (1)読み手にとって未知のためになる情報 (2)読み手が受けとりやすい一定の形式 (3)書き手にとってその情報が持つ意味(書き手の見解) 、といった優先順位を意識すべき(と学んだつもり)。情報は実際に受けとられてこそ、ためになるかが吟味され、リアクションが生まれる。リアクションがあると書き手の次の意欲につながる。例えば先日コメントをくださった方は、政府の無駄遣いからセーフティネットための原資調達を考えていた。そういうことがあれば、その切り口でも考えてみよう、と次のステージへいける。そういうことがわかってきたここ数日。でも、このエントリーはただのモノローグにすぎず、未知のためになる情報はないわけだが。以上、本当は別の書き方もあったと思うけれど、頭の片隅で2ちゃんねるが閉鎖されるかどうか気になりつつ、ここまで書いてきた。管理人があれだけ大きなメディアをつくるノウハウを知っている以上、一時閉鎖後に形を変えて続くのではないか。毎日新聞の連載「ネット君臨」には時の運があるようだ。さてどんな切り口でくるか。


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