5日の出来事で気になっていることがある。村上ファンド村上世彰氏が逮捕前に東京証券取引所で記者会見した映像をGyaOが午後1時からストリーミング配信した。村上氏の会見が行われたのは同日午前11時から。技術的には生中継が可能なわけだが、この2時間のズレは東京証券取引所記者クラブの何らかの規則もしくはクラブ側との何らかの合意のもとに生じていると思われる。この会見の主催者は会見で語ることにした村上氏だったと考えていいのか、いったいなぜタイムラグを設けたのか、それはどのような合理的理由に基づくものなのか、またGyaOはどのような資格で記者会見に出席することができたのか、また通常の東京証券取引所記者クラブ(兜クラブ)はどのような規則もしくは慣行によって運営されているのかが知りたい。例えば現時点で企業情報のリリースがいちいち印刷されたコピーの投げ入れであるなどとは考えにくい。一定の公正性を保つため東証が管理するMLのようなものがあって、そこから各社に一斉配信するといったことがなされているのか。もっともIT化となじみやすいクラブだと思うので、気になるのだ。


ITmedia News:GyaO村上世彰氏の会見をノーカット配信
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/05/news026.html